ウェンディ―ズ・ジャパン 捲土重来を期す世界的なハンバーガーチェーン

ウェンディーズ・ジャパンは、デイヴ・トーマスによって米国で創業したハンバーガーを中心とするファーストフードチェーン、ウェンディーズの日本法人。
米国での運営法人はThe Wendy’s Company。
日本ではダイエーと提携し1980年から事業展開。2009年に一度撤退し、2011年に再び日本の表参道で展開。
プレミアムバーガー「ファーストクラシック」などに注力。

ステータス

2016年にプライベートエクイティのロングリーチグループがウェンディーズ・ジャパンの増資を引受け、ファーストキッチンを買収。

AIが推す売却候補先

ウェンディーズ・ジャパンの買収に関心を示す可能性があるとしてAIが推した事業会社は以下の通りです。

日本マクドナルドホールディングス、モスフードサービス、ゼンショーホールディングス、日本KFCホールディングス、ホットランド、ダスキン、トリドールホールディングス、クリエイト・レストランツ、コロワイドなど

売却候補先の事業概要

ゼンショーホールディングス

買収での店舗やカテゴリー拡大に意欲的な国内最大級の外食チェーン会社。2023年には寿司テイクアウトの北米・英国スノーフォックス・トップコを買収。
展開する主なチェーン店
牛丼チェーン「すき家」、和風うどん店「なか卯」(2010年買収)、ファミレス「ココス」、ハンバーグチェーン「ビッグボーイ」、ハンバーガーチェーン「ロッテリア」(2023年買収)、「ジョリーパスタ」、メキシコ料理「エルトリート」、「オリーブの丘」、回転ずしチェーン「はま寿司」、寿司テイクアウト「スノーフォックス・トップコ」、「Advanced Fresh Concepts」、和食レストラン「華屋与兵衛」、手打ちうどん「久兵衛屋」、「瀬戸うどん」、ラーメンチェーン「伝丸」、焼き肉チェーン「牛庵」、「宝島」「熟成焼肉いちばん」、とんかつ定食チェーン「かつ庵」、コーヒーチェーン「モリバコーヒー」、「カフェミラノ」、スーパーマーケット「マルヤ」(2013年にTOBで買収)、「マルエイ」、「フジマート」、「アバンセ」「マルシェ」、青果専門店「ユナイテッドベジーズ」・などを展開。
主なM&A
2013年 スーパーマーケットのマルヤを買収
2016年 フジタコーポレーションを買収
2018年 テイクアウト寿司の米国のAdvanced Fresh Conceptsを買収
2019年 ジョリーパスタを買収
2020年 ココスを完全子会社化
2023年 ロッテリアを買収
2023年 ドイツのスシサークルガストノミを買収
2023年 寿司テイクアウトの英国スノーフォックス・トップコを買収

トリドールホールディングス

うどん専門店チェーンである「丸亀製麺」を中心に、多様な業態の外食チェーンを展開。海外展開にも積極的。2021年に孫会社であるTam Jai Internationalが香港証券取引所に上場。
展開する主なチェーン店
うどんチェーン「丸亀製麺」、焼き鳥チェーン「とりどーる」、トンカツチェーン「豚屋とん一」、ラーメンチェーン「ずんどう屋」、焼きそばチェーン「長田本庄軒」、天ぷら定食チェーン「まきの」、「肉のヤマキ商店」、居酒屋チェーン「晩杯屋」、コーヒーチェーン「コナズ珈琲」などを展開。

コロワイド

居酒屋・焼肉・洋食・寿司・和食チェーンを展開する外食チェーン大手。
展開する主な店舗
ステーキチェーン「宮」、寿司チェーン「かっぱ寿司」、「にぎりの徳兵衛」、「海鮮アトム」、居酒屋チェーン「寧々家」、「土間土間」、「暖や」、焼肉チェーン「牛角」、「カルビ大将」、「がんこ炎」、とんかつチェーン「かつ時」、しゃぶしゃぶチェーン「温野菜」、カラオケチェーン「時遊館」、ハンバーガーチェーン「FRESHNESS BURGER」、定食チェーン「大戸屋」、「みなとみらい食堂」、「かまどか」など。
主なM&A
2024年 日本銘菓総本舗を買収

日本マクドナルドホールディングス

ハンバーガーチェーン「マクドナルド」を展開。ハンバーガーチェーン国内最大手。

ユナイテッド&コレクティブ

ハンバーガーチェーン「the 3rd Burger」や焼き鳥居酒屋「てけてけ」を展開。

モスフードサービス

国内2位のハンバーガーチェーン。「モスバーガー」以外にも、「マザーリーフ」、「山と海と太陽」、「モスド」、レストランチェーン「あえん」を運営。

ホットランド

たこ焼きチェーン「築地銀だこ」、たい焼チェーン「銀のあん」、たこ焼き居酒屋「銀だこハイボール酒場」、「銀だこ酒場」、「おでん屋たけし」、「日本再生酒場」、ラーメンチェーン「油そば」、「野郎めし」、「COLD STONE CREAMERY」を展開。

日本KFCホールディングス

日本KFCホールディングスはフライドチキンチェーンであるケンタッキー・フライド・チキンを運営。米国のKFCと三菱商事の合弁会社。三菱商事の持分法適用会社。
主なM&A
2017年 ピザハット事業を売却

ダスキン

清掃用品のレンタルが祖業。外食チェーンも運営。主なレンタル用品にはモップ、ロボットクリーナー、クロス、ユニフォーム、ふきん、洗剤、玄関マット、空気清浄機、浄水器など。主なサービスには、ハウスクリーニング、家事代行、害虫獣駆除、庭木の手入れ、ホームリペア補修、洗濯代行など。外食サービスには、ミスタードーナツ、パイ専門店、とんかつレストランなど。
主なM&A
2016年 どんをフジオフードシステムに売却。
2018年 ナックと資本業務提携

クリエイト・レストランツ

多業態運営を得意とするレストランチェーン。
展開する主なサービス
海鮮居酒屋「磯丸水産」、鶏料理チェーン「とりよし」、「鳥良」、居酒屋「五の五」、餃子販売「いち五郎」、しゃぶしゃぶチェーン「しゃぶ菜」、「吉座」、日本食レストラン「かごの屋」、寿司チェーン「雛鮨」、「TANTO TANTO」、ラーメン「つけめんTETSU」、「きみはん」、スイーツ「デザート王国」、コーヒーチェーン「あずさ珈琲」、ベーカリーチェーン「Saint-Germain」などを運営。

ハンバーガー業界のM&A

2023年 Roark Capital Groupがサブウェイを買収
2023年 ゼンショーホールディングスがロッテリアを買収
2017年 レンブラントホールディングスと新生企業投資がドムドムハンバーガーを買収
2017年 Affinity Equity Partners(アフィニティ・エクイティ・パートナーズ)がバーガーキング・ジャパンを買収
2016年 ウェンディーズ・ジャパンがファーストキッチンを買収
2016年 コロワイドがフレッシュネスバーガーをユニマットグループから買収

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