Upfield 欧州のバター・スプレッド大手

Upfield(アップフィールド)社は、植物由来のバターやスプレッド、マーガリン、クリーム、リキッド、チーズの開発・製造・販売を行う。
オランダに本拠を置く。
Flora、Becel + ProActiv、Rama、Country Crock、BlueBand、Violifeの6ブランドを保有し、世界90カ国で事業を展開。
100人以上の科学者が働くアップフィールド食品科学センターで研究開発を行う。
出自はユニリーバのスプレッド事業。

ステータス

2018年にプライベートエクイティのKKRがユニリーバからスプレッド事業を買収。
社名変更しUpfieldへ。

KKRについて

KKR(コールバーグ・クラビス・ロバーツ)は、世界的なプライベート・エクイティファンド。
1976年にジェローム・コールバーグ・ジュニア、ヘンリー・クラビス、ジョージ・ロバーツの3人により設立。
プライベートエクイティに加え、インフラ・不動産・クレジット・ヘッジファンドを含む様々な資産クラスの運用も展開。

AIが選定した類似会社

Upfield(アップフィールド)の類似会社としてAIが選定した会社は以下の通り。

ADEKA、J-オイルミルズ、日清オイリオグループ、不二製油グループ本社、雪印メグミルク、森永乳業、明治ホールディングス、キューピー、ミヨシ油脂、六甲バター、アヲハタ

類似会社の概要

日清オイリオグループ

食用油大手メーカー。旧日清製油。丸紅系。2002年日清オイリオ、リノール、ニッコーの経営統合により設立。主な製品は、食用油、健康オイル、アマニ油、えごま油、オリーブオイル、ごま油、調味料、フライ用油、炒め油、炊飯油、ごま油、オリーブオイル、風味油、大豆食品素材、マーガリン、ショートニング、チョコレート、化粧品原料、食品添加物、中鎖脂肪酸油、食品機械用潤滑油、可塑剤など。主要ブランドは、日清サラダ油、日清キャノーラ油、日清アマニ油など。
主な上場関連会社 ピエトロ、和弘食品
主なM&A
2017年摂津製油を完全子会社化

不二製油グループ本社

食品油脂メーカー大手。伊藤忠商事の持分法適用会社。主な製品は、チョコレート用油脂、製菓用油脂、スプレー用油脂、冷菓用油脂、乳化油脂、粉末油脂、潤滑油、クリーム用油脂、業務用チョコレート、ホイップクリーム、マーガリン、フィリング、チーズ風味素材、大豆たん白素材など。
主なM&A
2015年 ブラジルの業務用チョコレートメーカーのハラルドを買収
2020年 業務用チョコレートメーカーのブラマーを買収
2022年 cottaと資本業務提携

伊藤忠

大手総合商社。主な事業領域は、繊維、機械、金属、エネルギー・化学品、食料、住生活、情報・金融。展開するビジネスは、繊維原料、服飾資材、アパレル製品、衣料品、服飾雑貨、ブランド、繊維資材、建材、プラント、橋梁、鉄道、船舶・航空機、自動車、建設機械・産業機械、発電・送変電・売電関連、水、代替エネルギー、医療、金属鉱物資源開発、鉄鉱石、石炭、非鉄、アルミニウム、鉄鋼製品、原子燃料、原油、石油製品、LPG、LNG、天然ガス、化学品、医薬品、合成樹脂、電子材料、蓄電池、電力、食糧原料、流通、リーテイル、生活資材、物流、建設、不動産、IT、インターネットサービス、情報、通信、金融・保険など。
主な関連会社 ファミリーマート、デサント、ヤナセ、伊藤忠テクノソリューションズ 、プリマハム、ベルシステム24HD、CITIC

J−オイルミルズ

食用油脂大手。味の素の持分法適用会社。2003年の豊年味の素製油と吉原製油の統合で設立された旧豊年味の素製油が源流。主な製品は、家庭用油脂、食用油、プレミアムオイル、オメガ3、オリーブオイル、ごま油、香味油、マーガリン、植物性チーズ、大豆粉、かけ油、オリーブオイル、炒め油、スターチ、大豆機能性素材など。主なブランドは、サラダ油、キャノーラ油、AJINOMOTOさらさらキャノーラ油、AJINOMOTO健康サララ、AJINOMOTOオリーブオイル、ラーマ、グランマスター、マイスター、ビオライフ、長調得徳など。
主なM&A
2021年 J-ケミカルを三菱ガス化学に売却
2024年 家庭用マーガリン類事業(ラーマを含む)を停止

ADEKA

旧旭電化工業。化学品、食品素材を製造するメーカー。主な製品は、ポリオレフィン用添加剤、安定剤、可塑剤、難燃剤、エポキシ樹脂、ポリウレタン原料、界面活性剤、潤滑油添加剤、洗浄剤、化粧品原料、プロピレングリコール類、シール材、電極活物質、高誘電材料、電子回路基板エッチング装置、薬剤、フォトリソグラフィ・EUV向け光硬化樹脂、光酸発生剤、マーガリン、ショートニング、チョコレート用油脂、フライ用油脂、ホイップクリーム、クリーム、フィリング、ドレッシング、医薬部外品、動物用医薬品、木材用薬品、医療材料など
主なM&A
2018年に日本農薬と資本業務提携

雪印メグミルク

乳製品メーカー。バターやチーズに強み。
主要製品
雪印北海道バター、スライスチーズ、雪印6Pチーズ、ナチュラルチーズ、練乳、スキムミルク、クリーム、雪印メグミルク牛乳、毎日骨太、雪印コーヒー、ナチュレ恵、ネオソフト、MBP

森永乳業

大手乳製品メーカー。
主要商品
おいしい牛乳、森永牛乳、まきばの空、森永マミー、リプトン(※)、マウントレーニア・カフェラッテ、サンキスト、ビヒダスヨールグト、アロエヨーグルト、ギリシャヨーグルト パルテノ、焼プリン、ピノ、モウ、パルム、クラフトチーズ、フレッシュモッツァレラ、れん乳、ドライミルクなど

※リプトンは、ユニリーバの保有するブランドでしたが、2021年に投資ファンドへ売却され、エカテラ社が保有するブランドになっています。

明治ホールディングス

食品及び医薬品を手掛ける大手メーカー。菓子・アイス、乳製品・加工食品、食品・飲料、健康栄養食品、医療用医薬品などを手掛ける。
主要製品
チョコレート(ミルクチョコレート、アーモンドチョコレート)、グミ、キャンデー、ガム(キシリッシュ)、スナック、ビスケット、アイス、フローズンデザート、牛乳(明治おいしい牛乳)、乳飲料、ヨーグルト(ブルガリアヨーグルト)、プロバイオティクスヨーグルト、チーズ(明治北海道十勝チーズ)、バター・マーガリン、クリーム、飲料、カレー・スープ、チルド、冷凍食品、ベビー食品、粉ミルク、健康食品、スポーツ栄養食品、プロテイン(SAVAS)、、うがい薬、抗うつ薬(リフレックス)、統合失調症治療薬(シクレスト)、抗菌薬(メイアクト)、アレルギー(ビラノア)、インフルエンザワクチン、抗悪性腫瘍剤(ハイヤスタ錠)など
主要なM&A
2009年 明治製菓と明治乳業が経営統合
2019年 明治ケンコーハムを米久に売却
2021年 Meiji Seikaファルマの農薬事業を三井化学アグロに売却

キューピー

タマゴ加工食品メーカー大手。マヨネーズ、ドレッシング、パスタソース、和えもの用といった調味料に強み。液卵、タマゴ加工品、サラダトッピング、アヲハタオレンジママレード・ジャムなど特徴のある製品群を展開。
主要M&A
2014年 アヲハタを子会社化

ミヨシ油脂

油脂メーカー。山崎製パンと日清オイリオグループが大株主。主な製品は、マーガリン、ショートニング、ラード、製菓製パン素材、粉末油脂、クリーム、冷凍パン生地、高級脂肪酸、工業用石鹸、グリセリン、界面活性剤、機械潤滑油、繊維用薬剤、土木建築薬剤、樹脂添加剤、工業用洗浄剤、廃水処理用キレート樹脂、排水用重金属処理剤など。
主なM&A
2015年 スウェーデンのAAKとチョコレート用油脂領域で業務提携

六甲バター

三菱商事系のチーズメーカー。Q・B・Bブランドが有名。主な製品は、ベビーチーズ、スティックチーズ、スライスチーズ、アーモンド、コーヒービーンズ。スイスに本拠を置くリンツ&シュプルングリーのリンツチョコレートの販売も手掛ける。

市場規模

マーガリン・スプレッドの市場規模

調査会社によると、世界のマーガリン市場は、2023年までに34兆6,170億米ドルの市場評価額に達し、2023年から2033年までのCAGRは5.1%で加速し、2033年には55兆7,117億米ドルに達すると予測される。
出所 https://www.futuremarketinsights.com/reports/margarine-market

バターの市場規模

調査会社によると、バターの市場規模は2024年に312億米ドルと推定され、予測期間中(2024-2029年)の年平均成長率は3.79%で、2029年には375.7億米ドルに達すると予測されている。
出典:https://www.mordorintelligence.com/industry-reports/butter-market

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