DIG Airgas 韓国の産業ガス大手

旧Daesung Industrial Gases。
韓国に本拠。
酸素、窒素、水素、液化炭酸ガスおよび関連製品を含む各種ガスを製造。
生成システム、精製設備、分析器などのガス機器も供給。
2014年以降投資ファンド間での売買(F2Fディール)が繰り返される。

ステータス

2019年にプライベートエクイティのMacquarieが21億ドルで買収。
2017年にプライベートエクイティのMBKが16億ドルで買収。
2014年にプライベートエクイティのGoldman Sachs Capital Partnersが約7億ドルで買収。

Macquarie Infrastructure and Real Assetsについて

Macquarie Infrastructure and Real Assets(マッコーリー・インフラストラクチャー・アンド・リアル・アセット、MIRA)は、Macquarie Groupの投資会社。インフラ、不動産、農業、その他の実物資産クラスを専門とするオルタナティブ資産運用会社。エネルギー、公益事業、交通、デジタル、廃棄物管理、社会セクター領域への投資を実行。

Macquarie Group(マッコーリ)について

1969年に設立されたオーストラリアに本社を置く金融会社。資産運用、投資銀行、コーポレート・バンキング、プライベート・エクイティ、株式取引、商品取引、先物・オプション取引、外国為替取引、金融市場取引、消費者金融、ウェルス・マネジメント、投資運用、リースなど幅広い金融サービスを提供。プライベート・エクイティではインフラ向けの投資で存在感。

AIが選定した類似会社

DIG Airgasの類似会社としてAIが選定した会社は以下の通り。

関東電化工業、エア・ウォーター、日本酸素ホールディングス、東邦アセチレン、高圧ガス工業、岩谷産業

類似会社の概要

岩谷産業

産業ガスとエネルギーに強みを持つ専門商社。取り扱い製品には、LPガス、カセットこんろ、ボイラ、ガスヒートポンプ、コージェネレーション、産業ガス(水素、酸素、窒素、アルゴン、ヘリウムなど)、炭酸ガス、溶断ガス、医療ガス、水素ステーション、溶接ロボット、産業用ロボット、電子部品製造装置、半導体製造装置、工作機械、成型プレ、溶接ガス、PET樹脂、ミネラルサンド、バイオマス燃料、業務用向け冷凍野菜など
直近の経営戦略
中期経営計画「PLAN27」
主なM&A
2023年12月 コスモエネルギーホールディングスの株式19.93%をシティインデックスイレブンスなどから買収
2023年1月 米国の産業ガス(酸素・窒素・アルゴン)製造・販売会社のAspen Airを買収
2022年6月 ミネラルサンド(チタン鉱石やジルコン)採掘会社のノルディック・マイニングに出資
2022年4月 LPガス販売会社である東京ガスエネルギーの100%とLPGターミナルの49%を東京ガスから買収
2022年1月 燃料油やガス等の流体計測・制御やガソリンスタンドの建設ノウハウを有するトキコシステムソリューションズを買収
2021年7月 関東圏でスーパーへの食品物流・販売に強みを持つユー・エム・システム株式会社を買収
2019年11月 産業ガスディーラーであるAdvanced Specialty Gasesを買収

日本酸素ホールディングス

大陽日酸を傘下に保有する産業ガス大手。三菱ケミカルホールディングスの子会社。製造する主な産業ガス・工業ガスは、酸素、窒素、アルゴン、アセチレン、炭酸ガス、水素、ヘリウム、LPガス、電子材料ガス、アセチレン、医療用ガス、特殊材料ガス、高純度バルクガス、合成空気、LNG、ブタンガス、エアゾールガス、オートガス、高機能フッ素樹脂など。ガスの製造装置機器やガスを活用する機器も製造。主な機器に、溶断機器、排ガス処理装置、高純度ガス精製装置、MOCVD装置、空気分離装置、空気液化分離装置、宇宙環境試験装置、ヘリウムコンテナ、ヘリウム液化機、スーパーエコン、液体窒素凍結保存容器、在宅医療用機器、医療用ガス供給装置、バイオ機器、THERMOSブランドの真空断熱ステンレス魔法びん、真空断熱タンブラー、マグカップ、水筒、コーヒーメーカー、超電導冷却システム、ターボ冷凍機など。
主なM&A
2014年 三菱ケミカルのよる子会社化
2016年 エア・リキード米国ガス製造設備の一部(セパレートガス事業(空気分離装置)、液化炭酸ガスプラント、パッケージガス事業、亜酸化窒素事業)
2018年 プラクスエア社から欧州の産業ガス事業を買収
2018年 Linde Americaから米国の産業ガス事業を買収
2020年 日本炭酸を完全子会社化

エア・ウォーター

産業ガス大手メーカー。産業ガス以外の事業も多角展開に特徴。主な産業ガス・工業ガス製品は、酸素、窒素、アルゴンガス、炭酸ガス、水素、ヘリウム、産業ガス、特殊ガス、医療ガス、天然ガス、LPガス、エアゾールなど。製造する化学品や機器は、ガス製造プラント、ガス発生装置、超低温機器、電子材料、基礎化学品、食品機能材料、人工皮革、SiC/GaN、メタル、マグネシウム化合物、抗菌素材、精密研磨機器、医療機器、病院設備、衛生材料、注射針、産業用ガス機器、LPガス仕様移動電源車、LNG輸送機器、灯油ローリー、給湯暖房、灯油など。農業や食品も手掛け、主な製品やサービスは、ハム・ソーセージ、冷凍食品、冷凍野菜(ブロッコリー・カリフラワー・アスパラガス・ほうれん草・トマト・南瓜、コーン・人参・大根)、スイーツ、生鮮野菜の生産、塩、青果卸・加工・小売の食品流通、農業機械の製造、食品衛生・検査サービスなど。
傘下企業
タテホ化学工業、川本産業、K&Oエナジーグループ、歯愛メディカル
主なM&A
2000年 大同ほくさんと共同酸素の経営統合で誕生
2015年 川崎化成工業を買収
2019年 プラクスエアからインド事業を買収
2019年 オランダの電源装置大手ハイテックHDを買収
2019年 リンデからインド事業を買収

高圧ガス工業

産業ガスメーカー大手。主な製品はアセチレン、LPG、LNG、メタンガス、酸素、窒素、アルゴン、炭酸ガス、水素、ヘリウム、フルオロカーボン、塩素ガス、アンモニア、一酸化炭素、レーザーガス、溶接・切断用ガス、濃度測定用ガス、混合ガス、高純度ガス、農業用炭酸ガス。主な容器や化成品は、シームレス容器、溶接容器、防災工具、アセチレン容器、合成樹脂エマルジョン、瞬間強力接着剤、制振材・衝撃吸収材、電子ペーパー、RFID、GNSS、衛星測位システムなど。

東邦アセチレン

東ソー系列のセパレートガス製造会社。主なガス製品は、アセチレン、酸素、窒素、アルゴン、水素、炭酸ガス、混合ガス、亜酸化窒素、医療用ガス、LPガス、理美容ガスなど。溶接関連の製品は、ボンベ、溶接材料、溶接機・溶接ロボット、洗浄装置・洗浄剤など。石油、灯油、ヒーティングオイル、産業用燃料重油、太陽光発電システム、エネファーム、医療用機器、太陽光発電システムも手掛ける。

市場規模

産業ガスの市場規模

調査会社によると、世界の産業ガス市場規模は2022年に99.99億米ドル。2023年から2030年にかけて年平均成長率(CAGR)7.42%で成長すると予想されている。
出所 https://www.grandviewresearch.com/industry-analysis/industrial-gases-market

グリーン水素の市場規模

調査会社によると、グリーン水素市場規模は、2021年に32億米ドルと評価され、2022年から2030年にかけて年平均成長率(CAGR)39.5%で拡大すると予想されている。
出所 https://www.grandviewresearch.com/industry-analysis/green-hydrogen-market

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